上司からのLINE「ありがとう」に返信しないのはあり?
「上司からLINEで『ありがとう』って来たけど、なんて返せばいいんだ!?」
これ、結構多くの人が密かに抱えている悩みじゃないでしょうか?
普段は頼れる(?)上司も、LINEとなると急に距離感が掴めなくなることってありますよね。ましてや「ありがとう」なんて言われた日には、もう頭の中はパニック状態!
「『どういたしまして』はなんか違う気がする…」「スタンプだけじゃ失礼かな?」「そもそも返信する必要あるの!?」なんて、様々な考えが脳内を駆け巡ることでしょう。
私も昔はそうでした。「了解です!」なんて送って、後から「あれはマズかったか…」と一人反省会をしたことも。今思えば、冷や汗ものですよね(笑)。
でも、安心してください! 今日はそんな悩めるあなたのために、上司からのLINE「ありがとう」に対する完璧な返信術を伝授します!
なぜ上司からのLINE「ありがとう」返信に悩むのか?
そもそも、なぜ私たちは上司からのLINEにこんなにも悩んでしまうのでしょうか?
その理由は、やはり上司との関係性にあると言えるでしょう。
普段、仕事で接している時とは違い、LINEではどこかカジュアルな雰囲気になりますよね。でも、相手はあくまでも上司。礼儀はわきまえたいし、失礼なことは言いたくない。
「無視したら、明日会社で気まずい雰囲気になるかな…」
「変な返信をして、評価を下げてしまったらどうしよう…」
そんな不安が、私たちを悩ませるのです。
無視は厳禁!ただし、場合によっては不要なケースもある
結論から言うと、上司からの「ありがとう」LINEは、基本的に返信するのがマナーです。
特に、あなたが何かを依頼されたり、上司のために動いたりした場合は、必ず返信しましょう。「見てくれているんだな」という安心感は、上司部下の関係においてとても大事ですからね。
ただし!例外もあります。例えば、大勢が参加しているグループLINEで、上司が全体に向けて「ありがとう」と言った場合などです。この場合は、個別に返信すると逆に通知が多くなり、迷惑になることも。空気を読んで判断しましょう。
上司からのLINE「ありがとう」基本の返信パターン 3選
さて、ここからは実践編!上司からの「ありがとう」LINEに対する、鉄板の返信パターンを3つご紹介します。これをマスターすれば、もう怖いものなしですよ!
鉄板の「恐縮です」:誠実さと謙虚さをアピール
「恐縮です」は、目上の人に対して使える、非常に便利な言葉です。特に、仕事で何かを褒められたり、感謝されたりした時に使うと、「自分を評価してくれるなんて、ありがたい」 という気持ちを表現できます。
- 例文:
- 「恐縮です。お役に立てて何よりです。」
- 「恐縮です。そのようなお言葉をいただき、大変光栄です。」
- ポイント:
「恐縮です」は、やや硬い表現なので、堅い雰囲気の上司や、重要な場面で使うのがおすすめです。また、バリエーションを覚えておくと、より自然な文章になります。「痛み入ります」「身に余るお言葉です」なども使えますよ。
「お役に立てて嬉しいです」:前向きな姿勢で好印象
「お役に立てて嬉しいです」は、あなたの仕事へのモチベーションや、上司への貢献意欲を伝えることができる、魔法のフレーズです。 この言葉を使うことで、上司は「この部下は頼りになるな」と感じてくれるでしょう。
- 例文:
- 「お役に立てて嬉しいです。今後ともよろしくお願いいたします。」
- 「お役に立てて何よりです。また何かございましたら、お気軽にお申し付けください。」
- ポイント:
「嬉しいです」の代わりに、「光栄です」「幸いです」などを使うと、よりフォーマルな印象になります。「また何かありましたら」という一言は、「上司のためなら、いつでも動きますよ!」 という積極性をアピールできるので、おすすめです。
「また何かありましたら、いつでもお申し付けください」:頼れる部下を演出
「また何かありましたら、いつでもお申し付けください」は、あなたの仕事への意欲と、上司をサポートする姿勢を同時に伝えることができる、一石二鳥のフレーズです。 この言葉を使うことで、上司は「この部下は、これからも頼りになりそうだ」と感じてくれるでしょう。
- 例文:
- 「とんでもございません。また何かありましたら、いつでもお申し付けください。」
- 「こちらこそ、ありがとうございました。また何かお役に立てることがございましたら、何なりとお申し付けください。」
- ポイント:
このフレーズは、特に上司との関係性をさらに深めたい時に有効です。「いつでも」という言葉は、「どんな時でも、あなたの力になりますよ!」 という心強さを伝えることができます。
【ケース別】上司からのLINE「ありがとう」応用返信テクニック
基本の返信パターンをマスターしたら、次は応用編です!ここでは、様々なシチュエーションに合わせた、より効果的な返信テクニックをご紹介します。
大きなプロジェクト成功後:感謝+次への意気込みでさらに信頼を勝ち取る
大きなプロジェクトを成功させた後、上司から「ありがとう」と言われたら、それはあなたの頑張りが認められた証拠です!このチャンスを逃さず、感謝の気持ちと、次への意気込みをセットで伝えましょう。
- 例文:
- 「ありがとうございます!〇〇さん(上司の名前)のご指導のおかげで、プロジェクトを成功させることができました。この経験を活かして、今後も精進して参ります!」
- 「ありがとうございます!至らぬ点もあったかと思いますが、〇〇さん(上司の名前)をはじめ、皆様のお力添えのおかげで、無事にプロジェクトを完遂できました。この経験を糧に、今後さらに成長できるよう努力いたします。」
- 「ありがとうございます!〇〇さん(上司の名前)の的確なアドバイスに何度も救われました。今後も、このチームで、より大きな成果を上げていけるよう、頑張ります!」
- ポイント:
上司の名前を入れることで、「あなたのおかげです」 という気持ちが、より強く伝わります。「今後も頑張ります!」という一言は、上司に安心感を与えるだけでなく、あなたの成長意欲をアピールする効果もあります。
ちょっとした手助けへの感謝:「とんでもないです」+αで謙虚さを表現
資料の作成を手伝ったり、会議の準備をサポートしたり…。そんなちょっとした手助けに対して、上司から「ありがとう」と言われた時は、「とんでもないです」の一言に加えて、「+α」の言葉を添えて、謙虚さをアピールしましょう。
- 例文:
- 「とんでもないです。少しでもお役に立てて良かったです。」
- 「とんでもないです。お気になさらないでください。」
- 「とんでもないです。こちらこそ、いつも勉強させていただいております。」
- ポイント:
「とんでもないです」は、便利な言葉ですが、それだけだと素っ気なく聞こえてしまうことも。「お役に立てて良かったです」 などの一言を添えることで、あなたの気遣いが伝わり、上司からの好感度もアップするでしょう。
上司が自分のために動いてくれた時:具体的な感謝の言葉+恐縮する気持ちを伝える
上司が、あなたの仕事のトラブルを解決してくれたり、取引先に頭を下げてくれたり…。そんな時は、心からの感謝を伝えましょう。「何を、どのように助けてくれたのか」を具体的に述べた上で、恐縮する気持ちを添えるのがポイントです。
- 例文:
- 「本日は、〇〇の件でご尽力いただき、誠にありがとうございました。〇〇さん(上司の名前)のおかげで、問題を解決することができました。お忙しい中、お時間を割いていただき、大変恐縮です。」
- 「先日は、〇〇の件で、取引先にご対応いただき、ありがとうございました。〇〇さん(上司の名前)のおかげで、お客様にご納得いただくことができました。私の不手際で、ご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ございませんでした。」
- ポイント:
具体的な感謝の言葉を伝えることで、「上司の行動をきちんと理解し、感謝している」 ということが伝わります。また、「恐縮です」「申し訳ございませんでした」などの言葉を添えることで、より丁寧な印象になります。
自分のミスをフォローしてくれた時:お詫び+感謝+今後の改善点を簡潔に
自分のミスを上司がフォローしてくれた時は、まずはお詫びの気持ちを伝えましょう。そして、「なぜミスをしたのか」「今後はどうするのか」 を簡潔に伝えることが大切です。
- 例文:
- 「この度は、私のミスでご迷惑をおかけし、大変申し訳ございませんでした。〇〇さん(上司の名前)のおかげで、事なきを得ました。今後は、〇〇(ミスの原因)に注意し、再発防止に努めて参ります。本当にありがとうございました。」
- 「先日は、私の確認不足で、ご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ございませんでした。〇〇さん(上司の名前)の迅速な対応に、心から感謝しております。今後は、〇〇(改善策)を徹底し、このようなことがないよう、十分に注意いたします。」
- ポイント:
ミスをした時は、言い訳をせず、素直に謝ることが大切です。「〇〇(ミスの原因)に注意し」「〇〇(改善策)を徹底し」など、具体的な改善点を伝えることで、上司に安心感を与えることができます。
上司へのLINE「ありがとう」返信で避けたいNG表現集
ここでは、上司へのLINE返信で、うっかり使ってしまいがちなNG表現を4つご紹介します。これらの表現を使ってしまうと、「常識がない」「失礼な人」 と思われてしまう可能性があるので、要注意です!
「了解です」「りょ」:友達感覚はNG!失礼な印象を与える
「了解です」「りょ」は、友達同士で使うような、カジュアルすぎる表現です。上司に対して使うと、「失礼な人」「社会人としてのマナーがなっていない」 と思われてしまう可能性があります。
- なぜNG?:
「了解」は、本来、目上の人が目下の人に対して使う言葉です。それを、部下が上司に使うのは、立場をわきまえていない、失礼な行為と捉えられてしまいます。 - 「了解しました」はセーフ?アウト?:
「了解しました」は、一見丁寧な表現に見えますが、これも避けた方が無難です。特に、堅い雰囲気の上司や、重要な場面では、より丁寧な表現を使うようにしましょう。「承知いたしました」「かしこまりました」などが適切です。
スタンプのみの返信:手抜き感満載!誠意が伝わらない
スタンプは、手軽に感情を表現できる便利なツールですが、上司への返信でスタンプだけを使うのはNGです!「手抜き」「誠意がない」 と思われてしまう可能性があります。
- スタンプが許されるシチュエーションは?:
ただし、例外もあります。例えば、あなたが上司に、ランチのお誘いを受けて、「ありがとうございます!」のメッセージとともに、楽しそうな表情のスタンプを送るのはOKでしょう。しかし、この場合も、スタンプはあくまでも補助的な役割であり、メインはメッセージであることを忘れないでください。
過度な謙遜:「いえいえ、私なんて…」は逆効果?
日本人は、謙遜することを美徳とする文化がありますが、ビジネスシーンにおいては、過度な謙遜は逆効果になることもあります。「いえいえ、私なんて、そんな大したことは…」などと、必要以上に自分を卑下すると、「自信がない」「頼りない」という印象を与えてしまう可能性があります。
- 適切な謙遜の度合いとは?:
上司から褒められた時は、素直に「ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えましょう。その上で、「〇〇さん(上司の名前)のご指導のおかげです」「まだまだ未熟ですが、今後も精進いたします」など、謙虚な姿勢を添えると、好印象です。
長文すぎる返信:読むのが大変!簡潔さが重要
上司への返信は、簡潔にまとめることが大切です。長文のメッセージは、読むのが大変なだけでなく、「要点をまとめる能力がない」「相手への配慮が足りない」 と思われてしまう可能性があります。
- 簡潔にまとめるためのポイントは?:
伝えたいことを、箇条書きで書き出してみましょう。そして、それぞれの項目を、できるだけ短い文章で表現します。また、「感謝の気持ち」「今後の抱負」など、伝えたい内容を絞り込むことも効果的です。 - どうしても伝えたい内容が多く長くなってしまう場合は、メッセージを2つに分ける、または、「長文失礼いたします」と一言断りを入れましょう。
上司との距離を縮める!LINE「ありがとう」返信で好印象を与える+αテクニック
ここでは、上司からのLINE「ありがとう」への返信で、さらに好印象を与えるための、+αテクニックを3つご紹介します!
絵文字は使っていい?好感度を上げる絵文字の使い方
絵文字は、メッセージに彩りを添え、感情を豊かに表現できる便利なツールです。しかし、ビジネスシーンにおいては、使い方に注意が必要です。
- 使用可能な絵文字の種類とは?:
上司へのLINEで使う絵文字は、「笑顔」「お辞儀」などの、シンプルで万人受けするものにしましょう。🙏🙇♂️😊などですね。派手な絵文字や、意味が分かりにくい絵文字は、誤解を招く可能性があるので、避けた方が無難です。 - 絵文字はどこまでがセーフ?NG?距離感別の使い方:
絵文字の使用頻度は、上司との距離感によって調整しましょう。普段からよくコミュニケーションを取っている、比較的フランクな上司であれば、絵文字を多めに使っても問題ないでしょう。 一方、あまり話したことがない、堅い雰囲気の上司に対しては、絵文字の使用は控えめにした方が無難です。
ユーモアを交えた返信で親近感を演出?
ユーモアは、人間関係を円滑にするための、強力な武器です。上司への返信に、ちょっとしたユーモアを交えることで、親近感を持ってもらえる可能性があります。
- どんな時にユーモアが効果的?:
例えば、上司から「資料の作成、ありがとう!」と言われた時に、「いえいえ、〇〇さん(上司の名前)の無茶ぶりに比べれば、楽勝でしたよ(笑)」などと返信すると、上司との距離を縮めることができるでしょう。 - ユーモアを使う時の注意点:
ただし、ユーモアは、あくまでも「相手を不快にさせない」ことが大前提です。上司の性格や、その時の状況をよく考えて、慎重に使いましょう。また、自虐ネタや、相手をいじるようなユーモアは、誤解を招く可能性があるので、避けた方が無難です。
上司のタイプ別!刺さる返信を使い分ける
上司の性格や特徴に合わせて、返信の内容を使い分けることで、より効果的に感謝の気持ちを伝えることができます。
上司のタイプ | 刺さる返信の例 |
---|---|
体育会系上司 | 「ありがとうございます!〇〇さん(上司の名前)の熱いご指導のおかげで、最後までやり遂げることができました!今後も、気合を入れて頑張ります!」 |
学者タイプ上司 | 「ありがとうございます。〇〇さん(上司の名前)の的確なアドバイスにより、問題の本質を理解することができました。今回の経験を、今後の研究に活かして参ります。」 |
女性上司 | 「ありがとうございます!〇〇さん(上司の名前)の細やかなお心遣いに、いつも感謝しております。これからも、〇〇さん(上司の名前)のように、周囲に気を配れるようになりたいです。」 |
褒めて伸ばす上司 | 「ありがとうございます!〇〇さん(上司の名前)に褒めていただけると、やる気がみなぎってきます!これからも、〇〇さん(上司の名前)の期待に応えられるよう、精一杯頑張ります!」 |
厳しい上司 | 「ありがとうございます。〇〇さん(上司の名前)のご指導のおかげで、自分の至らなさに気づくことができました。今後は、〇〇(改善点)に注意し、より一層努力して参ります。」 |
面白い上司 | 「ありがとうございます!〇〇さん(上司の名前)の期待を良い意味で裏切れて嬉しいです(笑)これを励みに、更に精進して参ります!」 |
- ポイント:
上司のタイプ別の返信内容を分析し、その根拠を理解することで、より効果的なコミュニケーションが可能になります。普段から、上司の言動をよく観察し、どのような言葉が響くのかを研究しておきましょう。
まとめ:上司からのLINE「ありがとう」返信は、関係構築のチャンス!
上司からのLINE「ありがとう」は、あなたの頑張りが認められた証拠です。そして、上司との関係をさらに深めるための、絶好のチャンスでもあります。
この記事で紹介した、基本の返信パターン、応用テクニック、NG表現、+αテクニックなどを参考に、あなたらしい、心のこもった返信をしてみてください。
きっと、上司はあなたの返信を見て、「この部下は、しっかりしているな」「これからも一緒に頑張っていこう」と思ってくれるはずです。
「ありがとう」をチャンスに変えて、あなたの上司との関係が、より良いものになりますように!
【おまけ】「ありがとう」と言わせる部下になる方法
上司から「ありがとう」と言われることは、部下にとって最高の喜びですよね。ここでは、上司から「ありがとう」と言われる、魅力的な部下になるための秘訣を、こっそりお教えします!
積極的に仕事を引き受ける姿勢が「ありがとう」を引き寄せる
上司は、常に多くの仕事を抱えています。そんな上司から「ありがとう」と言われるためには、「何か手伝えることはありませんか?」 と積極的に声をかけることが大切です。
- 「ありがとう」と言われるための仕事術とは?:
例えば、会議の資料を事前に準備したり、上司のスケジュールを把握して、リマインドしたり…。「上司が何を求めているのか」を先回りして考えることが、「ありがとう」を引き寄せる秘訣です。
「ほうれんそう」で安心感を与える
「ほうれんそう(報告・連絡・相談)」は、ビジネスの基本中の基本です。しかし、これがきちんとできている人は、意外と少ないものです。
- 「ほうれんそう」の重要性とは?:
上司は、部下が今、何をしているのか、どんな状況なのかを、常に把握しておきたいと思っています。「ほうれんそう」を徹底することで、上司に安心感を与えることができ、「ありがとう」と言われる機会も増えるでしょう。 - 効果的な「ほうれんそう」の実践方法:
例えば、仕事の進捗状況を、こまめに報告したり、分からないことがあれば、すぐに質問したり…。「ほうれんそう」は、早め早めに行うことがポイントです。
上司の仕事を先読みして動く
「言われたことだけをやる」のではなく、「上司が次に何をしようとしているのか」を先読みして動くことが大切です。
- 上司の期待を超えるためのコツとは?:
例えば、上司がプレゼン資料を作成している時に、「参考になりそうなデータを集めておきました」と、さりげなくサポートしたり…。「上司の立場に立って考える」 ことが、期待を超える行動につながります。
上司から「ありがとう」と言われることは、あなたの仕事へのモチベーションを高め、成長を促す、素晴らしい経験です。ぜひ、このおまけを参考にして、「ありがとう」と言われる、魅力的な部下を目指してください!
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